燻製作りが行われました!

この日は先日かやぶんニュースで告知した、発掘ボランティア参加者企画による燻製作り&遺跡散策が行われました。
天気も良く、絶好のイベント日和!
20人ほどの参加者は梅之木遺跡に道具を持ちより、燻製の準備から始めました。

これはなんとお手製の薫製釜。
今日は鹿の肉と鮭の燻製を作ります。

段状にした金網に、切った肉と魚を入れて燻します。
かかる時間はだいたい4時間ほど。その間に豚汁と竹筒ご飯を作ります。

これまでのイベントでは何回も食べている鹿肉ですが、今日の参加者さんは初めて食べるという人がほとんど。
肉は今年獲れたばかりの新鮮なもの!「楽しみ~」「どんな味なんだろう?」という声があがります。

こちらが燻製用の桜のチップと小枝。
枝を小さくちぎり、釜の下部分に入れて火をつけます。
この火加減が難しい…。

こちらは竹筒ご飯!竹の節にお米と水を入れて炊きます。
燻製は参加者さんが何度か試作を行いましたが、こちらは初めての作成です。
上手く出来るかな?

燻製やご飯が出来上がるのを待っている間に梅之木遺跡の散策。
今日は北杜市教育委員会の調査員さんに、遺跡の解説をしていただきました。

こちらが、ボランティア参加者が発掘した第18号住居。たくさんの土器の欠けらや石棒が出土しています!
手前にある大きな丸いものは埋甕の口の部分です。

住居の年代の見分け方や、縄文時代の生活について、参加者からは熱心な質問があがっていました。

その後遺跡の北側の林に掘られたトレンチ(溝)の見学、そして湯沢川の源流までの散策を行い、すっかりお腹が空いた頃にいよいよ燻製とご飯の出来を見てみます。

おいしそうに燻された鮭!鹿肉は塊が大きかったのか、中が少し生の状態でしたが、切って炭火で焼いてみると焼き肉とはまた違った美味しさでした。
柔らかくてくさみもなく、初めての人にも大好評です。
竹筒ご飯は焦げた部分、炊けた部分、まだ生の部分ときれいなグラデーションに。
火からの距離の調節がなかなか難しい。実は途中までは何度食べてみても芯が残っていて、失敗かな?と思われていましたが、なんとか食べることが出来ました。
豚汁やサラダも作り、なんと差し入れを持ってきてくれた人もおり、皆で楽しくお昼ご飯。燻製作り&竹筒ご飯作りイベント、成功!でしょうか。

「次は土器を作ろう!」という次回のイベントに向けての意欲的な発言も。かやぶんも協力し、遺跡を楽しみ学ぶための行事を継続して行っていきたいと考えています。