ついに奉納、上神取の獅子舞

1月15日、昨年から練習を続けてきた上神取の獅子舞が、道祖神祭りで奉納されました。
一昨年には獅子頭を持って各戸をまわるだけだったこの獅子舞、昨年度には獅子頭を新調し舞を習得。そして今年は笛、太鼓を習い、楽を演奏できるようになりました。

昨日まで激しい雨が降っていましたが今日は晴天。南アルプスの山々や八ヶ岳がくっきりと見える中、太鼓を叩きながら各戸をまわり、お札を配ります。

小さい子がいるお家ではお獅子に頭を噛んでもらいます。あれれ、みんな怖がらないぞ?
昨年同様、お祝い事のある家ではお座敷にあがって舞を舞いました。

各戸をまわり終えたら、道祖神に舞を奉納します。おやなぎさんを立て終わった地区の人たちも周りを囲んで見物。
埋文センターでの練習だけでなく、自分たちでも舞や楽の練習を重ねてこられたそうです。お獅子はさすがの迫力!
曲を終えた獅子が観客の中に飛び込んで頭を噛む動作をすると、まわりの人たちからは歓声が上がっていました。

昨年度はテープを流していた獅子舞の曲も、今年は自分たちで生演奏。
美しい篠笛の音が響いていました。
また楽の中のかけ声も、自分たちの地域に合わせて新しいものを入れるなどして工夫されたようです。

獅子頭はかなり重く、一曲舞うだけでも大変です。道祖神ではマクンベとオンベ、2曲を奉納!お疲れさまでした。今年はぜひ舞手を増やしていきたいとのことです。

舞手や演奏者を増やしたい、曲の習得や楽譜作成を進めたいなど、上神取の獅子舞に向ける意欲は年々高まっているようです。