夏休みスペシャルイベント 大おばあちゃんのほうとう作り

大きく育てて収穫した野菜を使って、今日はいよいよほうとう作りです。
大おばあちゃんのほうとう作りシリーズ最終回、今日は昔ながらの麺打ちをして作った麺を、薪を使ってゆでてほうとうをつくりました。
心配していたお天気も良く、絶好のイベント日和!

さて、まずは残りの野菜の収穫です!!(トウモロコシの収穫にはまだちょっと時期が早いので、今日はおあずけ。)
よーく熟れたカボチャが、なんと7個もとれました。

今日はほうとう作りのために、スペシャル先生が来てくれました。
ユキコ先生は、ほうとう作りの大ベテラン。
今日はおつゆの作り方から、麺の打ち方まで教えてくれます。

さて、まずはほうとうのおつゆ作り。
みんなで野菜の皮をむいて、細かく切ります。
こちらはジャガイモの皮むき隊。

みんな、なかなか包丁の使い方が上手!!
収穫したニンジンにジャガイモ、カボチャ。
そして差し入れてもらったナスやタマネギを細かく刻みます。
涙が出てきちゃうタマネギを、一人でたくさん切ってくれた子もいました。

こちらは火おこし隊。
薪をよーく燃やして、オキを作っています。
鍋の中に入っているのはおだし。
今日は煮干しでだしを取っています。

だしの中に野菜を入れ、煮ている間に麺の打ち方を習います。
今日は地元の方にわけてもらった地粉を使っています。
これを使うと、市販の粉とは生地のまとまり方がまったく違うそうです。

こねてまとめた生地は、どのくらいの固さかな?
先生がみんなに触らせてくれます。
みんなの耳たぶより、ちょっと固いくらいに生地を作るんだって!

そしてこれが用意していた秘密兵器、製麺機です!!こねあがった生地をまず奥の口に入れ、ハンドルを回すと生地が平らになって出てきます。
それを何度か繰り返し、生地がなめらかになったら手前の口に入れると、細い麺になって出てくるのです。

じゃーん!!
見事に麺が出来ました。ただこの機械、一度に一人ずつしか使えないので、みんな順番で麺を作ろうね。

先生は昔ながらの手打ちの方法で麺を作ります。
手つきがとっても鮮やか!!
伸ばし棒を使って、生地を均等に広げます。
広げた生地に打ち粉をして折りたたみ、1㎝幅に切っていきます。
あっという間に、麺が出来てしまいました。

子ども達は製麺機と手打ちと両方にチャレンジ!!生地をのばすのはちょーっとまだ難しいので、先生が助けてくれました。
粉をまとめてこねるのは、みんなとっても上手です。耳たぶに触って、固さを確かめている子もいました。

さあ、出来上がった麺をおつゆに入れて、ちょっと煮込み、いよいよほうとうが完成しました。
みんな麺作りを一生懸命がんばったので、お腹がぺこぺこ。鍋の後ろに長ーい行列ができています。

今日のほうとうの具は、タマネギ、ニンジン、ジャガイモ、ナス、そしてカボチャ。
だしをとった煮干しも実はしっかり入っているので、みんな食べてね。

さあ、いただきまーす!!
自分たちで野菜から作ったほうとう、大好評です。
みんな2杯も3杯もおかわりをしていました。麺は製麺機で作ったものと、手打ちしたものと2種類入っていますが、みんなの感想では手打ちの方が美味しかったそうです。

ごちそうさまでした。先生たちのお話によると、昔は朝昼はごはんを食べ、そして夕飯にはほうとうをよく食べていたそうです。
「今日のほうとうの作り方を覚えておいて、おうちでも作ってみてくださいね」とのことでした。

今日はとってもたくさんの子ども達が参加してくれました~。
なんとはるばる神奈川から来てくれた子も。大おばあちゃんのほうとう作り、いかがでしたか?
ほうとうの感想はみんな、「とってもおいしかった!!」だそうです。