お筒粥の神事

毎年、2月16日~17日にかけて、浅尾の三島神社では「お筒粥の神事」が行われます。
今年の神事を見学させていただいたのでご報告します。

「お筒粥の神事」は、お粥を使う占い「粥占」の一種で、1月~12月と12種類の農作物が割り当てられた12本の竹筒を、お粥を煮ている鍋の中に入れ、それぞれの竹筒に入ったお粥の量を見て、農作物の出来を占う神事です。
16日の夜10時から始まる神事は、まず宮司さんの祝詞から始まります。

神事が終わると、お粥を煮始め、竹筒もその中に入れられます。
0時を迎え、竹筒がお粥から出され、占いが始まります。
粥の入りを「上・中・下」で表し、そのそれぞれの判定を、皆緊張しながら待っています。
占いの結果が出ると、宮司さんが太鼓を鳴らし、占いが終わったことを地区に伝えます。

占い後、みんなで煮えたお粥を食べます。
このお粥を食べると、一年間健康で過ごすことができるそうです。
私も2杯もいただいてしまいました。これで今年は大丈夫そうです!
占いの結果は、17日朝に、氏子さんが各戸にお餅とお札を配る際に、口伝されます。

今年の神事は、NHK甲府局さんとCATVさんが取材に来ていました。
NHKでは、今月21日(水)18時10分からのニュースの中の特集コーナーで取り上げるそうです。
ぜひ、ご覧ください。