明野小3年生 遠足
資料館で4年生を迎えた後、大急ぎでお出掛け。
3年生の遠足に合流して、一緒に郷土の文化財巡りをしました。
最初の目的地は、北組にある宇波刀神社。
貞観6年(864)の刻銘がある石鳥居で有名です。まずは神社境内で、宇波刀神社の歴史や由緒、鳥居について説明しました。
その後、鳥居の見学。子ども達は鳥居の柱の外周を測る(メジャーは使わずに!)という課題を持っていて、一生懸命考えていました。
続いては、大久保にある三嶋神社。
竹林の七賢人や昇り龍・降り龍の彫り物がほどこされた神殿で有名です。
宇波刀神社で習ったように、みんな鳥居の前で一礼してから神社に入りました。
神社を2つ見学したことで、子ども達は神社について色々と疑問を持つようになりました。
神社にはどうして大きな木があるのか? 三嶋神社の神殿には、どうして色々な動物が彫られているのか? そういう疑問から、学習は始まるんですね。
最後に、八代家住宅に行って見学をしました。
子ども達の課題に、「龍」という文字を探す、というものがありました。
それは、蔵の壁面についています(妻飾り)。
なぜ、「龍」の文字が書かれているのか?
「その答えは、三嶋神社で話したよ」と言うと、みんな一斉に、「龍は水の神様が変身した姿だから!」と答えてくれました。龍は水神の化身です。特に火災に遭ってはいけない蔵に、よく書かれています。
自分達が住む町のこと。実際に歩いてみると色々な発見があります。
これからも、町の新たな一面を見つけていってもらいたいです。