縄文王国山梨 バスツアー
2010年 01月 31日
今日は、縄文王国山梨のバスツアーでした。
山梨県立考古博物館→南アルプス市ふるさと文化伝承館
→北杜市埋蔵文化財センターの行程。
縄文王国山梨としては3回目のバスツアーですが、埋文に巡ってくるのは初。
かやぶんからも、スタッフが1名、バスに同乗して全館回りました。
まずは、考古博物館の見学。
山梨県内の旧石器時代から明治時代までの歴史について、学芸員が展示を案内しました。
バスツアーに参加者は、考古学に興味を持たれている方ばかりなので、皆さん、熱心に聞き入っていました。
その後、企画展「表門郷ものがたり」も見学。
今回のバスツアーでは、見学だけでなく、各館で体験プログラムが用意されています。
考古博では、「古代の衣装を着てみよう」ということで、古墳時代の女官や役人の衣装など、ご希望の方に着ていただきました。
試着することで、衣装の仕組みも分かり、記念撮影をする頃には、すっかり古代人の気分!?
続いては、南アルプス市ふるさと文化伝承館へ移動です。車内でも、もちろん学芸員達の熱い(?)解説を聞くことが出来ます。
鋳物師屋遺跡などを車内から見学しながら、伝承館に到着しました。
伝承館に展示されている鋳物師屋遺跡出土の土偶(重要文化財)は、現在は東京国立博物館に出張中です。(写真に写っているのはレプリカ。東京の前は、イギリスの大英博物館に出張していました!)
伝承館の体験プログラムはもりだくさん!
こちらは、バックヤード見学の様子。普段は見られない、館の裏側を覗けちゃいます!
写真は、整理作業室の風景。遺跡で出土した遺物が、どのような過程をたどって記録に残され、保存されていくか、お話を聞きました。
お昼の時間を伝承館で迎えたので、お弁当タイム。
皆さん、持参したお弁当を、楽しそうに広げていました♪
お弁当タイムにも、縄文を体験。
縄文土器で作った「縄文鍋(写真上)」(ハマグリ入り! 海産物であるハマグリの貝殻が、釈迦堂遺跡で出土しています!)と、「縄文クッキー(写真下)」のおふるまい。
どちらも美味しかった!
最後は、北杜市埋蔵文化財センター。
まずは、「古代の音色コンサート」をロビーで聴きました。この「古代の音色コンサート」シリーズも、縄文王国山梨で実施しているもので、構成館8館で、様々な演奏家をお招きしてコンサートを開いています。
今日は、ギタリストの矢島たかしさんとお仲間のユニット「あまうつし」さんによるコンサートでした。ギターの旋律と、縄文らしい太鼓や様々なパーカッションの音色、伸びやかな歌声、幻想的な踊り・・・全てが相まって、縄文の祭祀を思い描けるような公演でした。
バスツアー最後は、埋文センターの見学。
八ヶ岳南麓の縄文時代について解説を聞きました。埋文センターでは、人面や動物・植物がついた土器、土偶のテーマ展示もしています。
内容もりだくさんのバスツアーでしたが、楽しんでいただけたでしょうか?
バスツアーは今回が最後ですが。これをきっかけに、色々な館を見学していただけたら、と思います。