こんなん出ましたよ!

こんにちは!Nです。今日は恐れていた通りの雪やね。
雪が降っては現場で作業はできません。雨とか雪…正直うっとおしいですね。
せやけど、雪がなけりゃ「商売」にならへん人もいっぱいいてるから、自分だけの都合でブーたれてたらあかんのでしょうか?
では、こそっと「雪のバカ野郎!」

先日こんなのが出土しましたよ。もち人為的加工の跡バリバリの黒曜石、棒状の物体。
レンズキャップは大きさ比較用(笑)、ホンマはタバコがええんやろけど僕は喫煙者やないから… 長さ9cm、多分何かの作りかけやったのかな?ここ竹宇遺跡は縄文中期の遺構が多いけど、黒曜石及びその加工品(矢じりなど)はほとんど出土しません。


以前掘っていた堰口遺跡の石鏃オオバンブルマイ状態を考えると、距離がこんなに近いのに?などと考えてしまいます。
やはり時代の差異というのでしょうね。仮に1000年の隔たりがあるとすれば我々現代人と平安朝の方々との差に該当するわけですから、欲する材料、原料が違ってもなんら不思議はないのでしょうね。
あ、前後しますが堰口は縄文前期ですね。う~ん悠久ですなあ。

イギリスのレスターで発見された遺骨は薔薇戦争末期のイングランド王リチャードⅢ世のものと断定されたようですね。
DNA鑑定ってやつですね…我が国で言うと室町時代=15世紀の方です。
縄文に比べりゃ全く現代に近い話だけど、この鑑定だってすごいことだよね。
遠い将来、科学技術の発展とともに縄文の研究も現代ではありえないような方法で、とんでもない結論が導かれるのかな?

なんか僕的には「ドラ〇もん」の世界のような類推しかできないですが(笑)