明野町の小正月行事 浅尾新田のおやなぎさん

1月13日、明野町浅尾新田でおやなぎさんが行われました。浅尾新田では3年に1度この行事を行っており、今年がちょうどおやなぎさんを作る年にあたりました。
今年新たに加わった一本松を含めて、今年は計7つのおやなぎさんが町を彩ることになりそうです。
(といっても、厚芝・小笠原・そして一本松のおやなぎさんは15日には倒し、枝をそれぞれ各戸に配ってしまいます。
家々ではその枝を丸い輪にして屋根の上に投げあげ、一年間の無病息災を祈るというおまじないをします。)

作業のために集まった地区の人たち。
浅尾新田では、道路脇の道祖神の塔におやなぎさんを立てます。

地区ごとに様々な特色がある柳の枝の飾り。
浅尾新田の飾りは色を塗った和紙。
綺麗なパステルカラーに染められた紙は、吊して乾かした後に枝に巻き付けます。

おやなぎを立てたら枝の先に飾りを付けます。
この飾りも地区によって様々ですが、ここでは1本1本の枝にさるぼこさんがついてとっても豪華!さるぼこさんとは猿の形を模した小さな人形で、「さる=去る」にかけて、災いが去るという意味がこめられています。

完成したおやなぎさん。
おやなぎさんの形も地区ごとに少しずつ異なります。浅尾新田のおやなぎさんは枝が長くすらりとして、まさに柳風。とても綺麗なおやなぎさんです。