1日考古学者体験!その2:実測&トレース編
1日考古学者体験第2弾は、実測&トレース作業を行いました。
今回もまずはお勉強から。
この本に載っているいろいろな土器の図は、みーんな作業員さんが実測とトレースをして描いたものなんだよ~。
土器の高さや大きさをはかり、ついている模様をよーく見て紙に正確に写し取るのが実測のお仕事。
実物を見たことがない人にも、どんな大きさの土器でどんな模様がついているのかちゃんとわかるように書くのはとても大変なのです。
その実測したものを、ペンでなぞり書きするのがトレース。実測した線をきちんとなぞります。
さあ実際に自分たちでやってみよう!
展示室や、作業室にある土器から自分の好きなものを選んで実測してみます。
埋文の顔、まるめちゃんを選んだ子や、やりがいのある!大きな土器を選ぶ子までいろいろ。真剣な表情で土器を観察します。
輪郭や模様を、見たとおりに書くのがなかなか難しい…。何度も書き直しながら、実測を仕上げていきます。
実測が終わったら今度はトレース。
本来はロットリングというペンを使って行いますが、今回はマジック。複雑な模様を丁寧になぞる子ども達。
ついに完成!
完成した実測図をきれいに切り取って、色紙に貼りました!
子ども達の感想もたくさん書かれています。中には「土器がだいちゅき♪」なんてものも。
今回は目で見ながら描くだけの実測でしたが、縄文の細かな模様や土器の立体感など細部まできちんと表現された、子ども達の実測はなかなかの出来映え!この実測図は、埋文のロビーで展示しています。