美和神社 お神楽鑑賞会

笛吹市御坂町にあります「二之宮美和神社」の太々神楽保存会の皆さんに明野に来ていただき、舞をご披露いただくお神楽鑑賞会が、本日催されました。

明野町でも、6つの神社において、春の例大祭で神楽が奉納されています。
同じ明野町内でも、演目や舞の様子には、それぞれの神社の特色が表れています。
違う地域のお神楽を観る機会というのはなかなかありませんので、今回、このような会を企画しました。

二之宮美和神社の太々神楽は、県の無形民俗文化財にも指定されているもので、山梨の神楽の歴史を語る上で欠かせません。
現在は明野では舞われていない「大蛇(おろち)の舞」や、イザナギ・イザナミの国造り神話を題材とした「建国(けんこく)の舞」など、特色ある舞があります。

今回ご披露いただいた5つの舞
・建国の舞
・剣打ちの舞
・四剣の舞
・魚釣りの舞
・大蛇の舞

かやぶんのこども神楽教室参加者による、「二人剣の舞」、「須佐之男命(すさのおのみこと)の舞」の披露もありました。

神社の神楽殿で観る場合と違い、間近で観る神楽は大迫力で、「大蛇の舞」でスサノオが大蛇を倒すシーンでは、まるで殺陣のような迫力ある舞に息を飲み、「魚釣りの舞」での鬼たちのコミカルな動きには大笑い。
さながら、本当のお祭りのような盛り上がりでした。

当日は、市内外からお越しいただいた約70名の方々に観ていただき、大盛況の会となりました。ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。
春には、それぞれの地域の神社で奉納される神楽を、ぜひご覧になりにお出掛けください。
こども神楽教室参加者が舞う神社では、ご声援をいただけると嬉しいです。