千葉市加曽利貝塚博物館研修旅行

10月21日に、千葉市にある国の特別史跡でありまた日本最大規模の縄文貝塚遺跡「加曽利貝塚博物館」に令和5年度の研修旅行として、NPO法人の会員の皆さんや従業員の皆さんと行ってきました。当日は天候に恵まれ、興味深い貝塚遺跡をじっくり見学することができ、参加された皆さんも大変満足して帰られました。

発掘されたままの状態で保存展示されている貝塚

展示館では、貝塚遺跡の発掘断面を発見されたままの状況で見ることができました。イボキサゴやハマグリなどの貝類のみならず、様々な小動物の骨も見ることができました。

縄文中期後半(約5000年前)から縄文後期前半(約4000年前)さらに縄文晩期中頃(約3000年前)にわたる2000年もの間集落が営まれ、使用された土器が発掘され展示されていました。

加曽利貝塚で大量に出土した貝類の遺物が展示されていました。その貝類の80%以上を占める巻貝「イボキサゴ」が印象的でした。

私たちが普段見慣れた山つきの地域にある縄文遺跡と、海辺の縄文遺跡とを比較する意味においても、今回の「加曽利貝塚遺跡」の見学は興味深いものとなりました。研修終了後には昼食時間を長めに取り、また、東京湾に浮かぶ「海ほたる」も見学し、参加者の皆さんの懇親を図ることができました。 楽しみながら遺跡を学ぶ研修の目的を達成することができたと感じました。

来年からも継続して古の文化と暮らしを学んでいきたいと思います。