明野の小正月行事特集!
今日は小正月。明野町のあちこちで道祖神のお祭りが行われました。
先週にお祭りを行った一本松や小笠原の地区では、おやなぎさんを倒し、切り取った柳の枝が各戸に配られました。
一本松ではおやなぎさんを倒しました。
倒したおやなぎさんの枝を一本一本切り離し、輪っか状にします。
軸となった木の部分は、毎年繰り返し使われるため大切にしまわれます。
これが輪っか状になった柳の枝。(昨晩の雨と風で、ずいぶん飾りが落ちてしまっています。)
これが一つずつ各戸に配られます。配られた家では、これを屋根の上に投げあげ、家の厄よけ祈願をします。
上手地区谷井ではお獅子が各戸をまわっていました。
獅子がそれぞれの家でお座敷にあがってお札を納めます。その後ぐるっと座敷を一周して、一年間の無病息災を祈願しました。
浅尾地区上神取では、朝からおやなぎさん作りに大忙し。
今年は若手が中心になり、協力しながらおやなぎさん作りを行ったそうです。
上神取、今年はおやなぎさんの飾りも一工夫。
枝の先端部分に、色をそろえた色紙を等間隔に巻き付けて、きれいなグラデーションを作っていました。
立てられたおやなぎさん。
上神取ほかいくつかの地区では、柳の枝を軸の棒にくくりつけた状態でおやなぎさんを立て、その後枝を広げます。
こうすると立てるときに、長い枝同士がからまったりしないのです。
広がった状態のおやなぎさん。
ぱっと枝が広がると、色とりどりに飾られた枝が青空に映え、とてもきれいです。
上神取でもおやなぎさんは1週間の間立てられています。
こちらは上神取下のおやなぎさん。
立て方や枝の飾り方、使う紙など、地区によってそれぞれ個性があります。道祖神の飾りもそれぞれ違います。
各地区をまわって見比べてみるのも楽しいかも知れませんね。