発掘された日本列島2006 開幕!

6月20日、文化庁主催による新発見考古速報展、発掘された日本列島2006が開幕しました。
第1会場は東京都墨田区にある江戸東京博物館です。

平成7年度から毎年開かれているこの速報展では、注目を集めた遺跡を中心に全国から出土品を集め、日本各地を巡回して展示を行っています。
たくさんの人々に、各地の遺跡の発掘成果に触れてもらう貴重な機会提供の場となっています。

今年度は全国48遺跡の出土品約780点が展示されています。
カワイイ顔立ちをした、新田原古墳群百足塚古墳出土の人物埴輪や、鶴見山古墳の石人(大きい!)など、見どころもたくさん!

また発掘された日本列島2006には、北杜市明野町梅之木遺跡の遺物も出展されています。
梅之木遺跡では2005年に、遺跡の北側から川辺の作業場・そして集落と作業場をつなぐ道が発見され、全国的にも注目されました。

両面に人面の装飾が付いた吊手土器や、ユニークな顔のような模様の付いた壺、土偶など、梅之木遺跡から出土した珍しい遺物が展示されています。

そしてまた江戸博では、列島展の展示場所が5階常設展示内に設置されているので、併せて江戸博の常設展示が見られてとってもおトク!日本橋や中村座の原寸大復元模型には圧倒されます。これを機に、お近くの方・お時間のある方はぜひ、足を運ばれてみてはいかがでしょうか。

■発掘された日本列島2006
2006年6月20日(火)~2007年2月25日(日)

江戸東京博物館
会期:2006年6月20日(火)~7月23日(日)
住所:東京都墨田区横網1-4-1(〒130-0015)
電話:03-3626-9974
最寄駅:JR総武線「両国駅」西口下車徒歩3分
都営大江戸線「両国」A4口徒歩1分