埋文のお仕事を体験しよう!

今日のかやぶん子どもクラブはちょっとムズカシイ…。埋蔵文化財センターで大人の人たちがやっているお仕事を、実際に体験しちゃいます。
なんと今日は本当に明野町の遺跡から出てきた、本物の土器を使用!!今日の体験が終わったら、みんな埋文センターで働けるようになるかも?!

まずは発掘??ではなく、それぞれの遺跡から出てきた土器をきれいに洗います。
洗い方にも決まりがあって、土器の外側はこすっても大丈夫ですが、内側や割れた部分はいけません。
少しずつ水につけながら洗っていきます。

土器についていた土やゴミなどが全部落ちたら、それらの土器がどこから出てきたものかわかるように、文字を書きます。
このお仕事を注記といいます。さっき洗った土器はまだ濡れていて文字がにじんでしまうので、今日注記をするのは別なものです。

子ども達が注記をした土器。白のポスターカラーを水で溶いて書いています。
文字を書くのは土器の裏側ですが、この表裏を見分けるのが実はけっこう大変。
でも子ども達はなかなか早く覚えたようです。

さて、注記が終わったら今度は土器の破片をくっつけていきます。
どの土器とどの土器がくっつくかな?模様や色、割れた部分の形をよーく見ながら、くっつきそうな土器を探します。

土器と土器がくっついたら、わからなくならないようにチョークで印を付けておきます。
1つだけじゃなくて2つ、3つとつながる物もあるから、よーく探してみよう。
ジグゾーパズルみたいで面白い!という子も。
初めて土器に触る子も、埋文のイベントで何回も見ている子も、今回のお仕事体験で縄文土器にいろいろな模様があることや、土器は大事に扱わないといけないことなどを学んだようです。

さて、本来ならここからくっついた土器を接着剤で貼り付けたり、図面を書いたり土器の模様の拓本をとったりするのですが、今日はここまで。お疲れさまでした~。リンゴとサツマイモのおやつで終了です。
埋文センターのお仕事体験、楽しかったかな?