八代家でお月見 第2部

「八代家でお月見」第2部は、「お月見コンサート」です。
篠笛と朗読のコンサートを、たくさんの方にお楽しみいただきました。

篠笛奏者は、井出聖子さんと兼平和明さん。
篠笛の音と、八代家住宅の雰囲気が良く合っていて、とても素敵な演奏でした。
井出さんが作曲された「サマルカンド望郷」や「月と水差し」は、シルクロードをイメージして作られた曲なのですが、オリエンタルな響きが、不思議と篠笛の音とマッチしていました。

「月の砂漠」は、お客さんも一緒に歌いました。
演奏者のお二人は、調子(音の高さ)の違う篠笛を何本も用意して下さり、それ以外にも、木柾(もくしょう)や鐘を演奏に使っていらっしゃいました。

こちらは朗読の様子です。
朗読者は、柴山裕子さんと湯浅尚弥さん。
こちらは、お二人で交代して、樋口一葉の『十三夜』を読まれているところです。
篠笛の演奏曲も、朗読作品も、「月」にまつわる作品を多く選んでいただきました。

以下、本日のプログラム
開演

  1. 【篠笛】福原百之助作曲「竹の踊り」(笛と木柾(もくしょう))
  2. 【篠笛】福原百之助作曲「竹の唄」(二重奏)
  3. 【篠笛】滝廉太郎作曲・鯉沼廣行編曲「荒城の月幻想曲」(二重奏)
  4. 【朗読】松田豊司作『月へ昇ったウサギ』
  5. 【篠笛】滝廉太郎作曲「秋の月」
  6. 【朗読】『笛吹権三郎』
  7. 【篠笛】井出聖子作曲「サマルカンド望郷」
  8. 【篠笛】井出聖子作曲「月と水差し」(二重奏)
  9. 【朗読】樋口一葉作十三夜』
  10. 【篠笛】「子守唄メドレー」
  11. 【篠笛】加藤まさを作詞佐々木すぐる作曲「月の砂漠」
  12. 【篠笛】鯉沼廣行作曲「清水恋慕」(二重奏)

終演

コンサート終演後、空を見上げると、きれいな十五夜の月が出ていました。
八代家住宅でのお月見、皆さんに楽しんでいただけたようで、良かったです。