八代家で冬支度 第1部

今日は、八代家住宅活用事業「見るだけじゃもったいない! 重要文化座『八代家住宅』」の今年度最終イベント「八代家で冬支度」でした。
第1部は「昔の大掃除体験」。
昔ながらのお掃除の方法を、先生に教えていただきます。写真は、はたきの使い方を教えてもらっているところ。その他にも、小さい頃の掃除体験のお話、例えば、朝起きて朝食前に掃除をすることが子どもの仕事だった、などを聞きました。

手拭いを姉さんかぶりして、まず最初は座敷の掃除からスタート。はたきをかけてから、座敷箒で畳の上のゴミを掃き出します。
座敷がきれいになったら、次は板の間の掃除。
先生が、束ねた青竹を使っての煤払いについて、そのやり方を見せてくれました。

その後、子ども達は米の研ぎ汁で絞った雑巾で、床面を拭きました。水で絞っただけの雑巾と比べて、どんどん床面が光っていきます!
その後、米糠が入っている糠袋を使って、大黒柱などの柱を磨きました。こちらも、磨けば磨くほど、柱が黒光りしてきます。子ども達も、床や柱が目に見えてきれいになっていくので、大喜び。糠袋はそれぞれにプレゼントしたのですが、みんな、自分の部屋の床を磨く!と大はりきりでした。

掃除が終わると、先生から、大掃除の後に餅つきをして、その搗いたお餅で作った鏡餅を神棚などに上げた、というお話を聞きました。
今回も、まだ年末には少し早いですが、カマドの神様(火の神様)と神棚に、小さな鏡餅を上げて、大掃除体験を終了しました。